志望校合格を目指して

  • 変化する愛知県公立高校入試

    令和5年度入試(現在の中学2年生が受験するとき)から愛知県の公立高校入試が変わります。
    5月に検討会議の大まかな流れが分かった時にもブログを書きました。

    以前に説明したブログはこちら



    今回はさらに新しい情報が増えましたので、紹介したいと思います。
    まず、新しい入試制度の検討会議では

    ①2校受験について
    ②一般選抜について
    ③入試日程について
    ④推薦選抜・特色選抜について
    ⑤普通科における学区、群及びグループ分けの在り方




    の5項目で議論がおこなわれました。





    ①2校受験について

    こちらは「現在の2校受験のままで、学力検査は1回のみとなる」ということになります。
    今まではAグループとBグループで1回ずつ学力検査を受けていたのが、1回の学力検査で2校の合格判定をすることになりました。

    受験生の負担や高校の先生の負担は減りそうですね。




    ②一般選抜について


    こちらは様々な変更点があります。
    まずは合格判定の手順についてです。
    今までは

    「調査書の得点(内申点)と学力検査の得点の累積人数がともに各校の定める基準人数内にある受験生を”A” 、それ以外の受験生を”B”として、校内順位の決定はA→Bの順で行っている」


    という仕組みでした。文章にすると難しいですね。
    簡単に言うと、「内申点と学力検査の両方で定員内の順位だったら合格にしますよ」ということです。

    私は正直に言うと、この仕組みを知っていましたが、保護者の方や生徒には詳しく説明せずに「無視してください」と言っていました。
    この仕組みによって、内申点と当日点の合計点が合格最低点を上回っているのに不合格になるとは考えられなかったからです。

    今回の会議では


    「このような「A」と「B」の区分は、実質的に受検生の合否に影響がなく、また、より分かりやすい制度とするため、新制度では行わないこととした」


    という記述がありました。分かりやすくするのは賛成ですが、なぜこの仕組みを作ったのでしょうか・・・





    次に「合否判定をする時に使用する各高校の得点比率」についてです。
    現在は

    【Ⅰ型(通常)】

    内申点90点満点(9科目45点×2)+当日点110点(22点×5)=200点満点


    【Ⅱ型(内申点重視)】

    内申点90点×1.5倍+当日点110点=245点満点



    【Ⅲ型(当日点重視)】

    内申点90点+当日点110点×1.5倍=255点満点



    の3つから各高校が選択していました。
    上位校ほど「Ⅲ型」を選ぶ傾向が高いです。
    今回、この3つの配点に加えて


    【当日点2倍型】

    内申点90点+当日点110点×2倍=310点満点



    【内申点2倍型】

    内申90点×2倍+当日点110点=290点満点


    という2つの配点が高校ごとに選択できるようになります。
    5つの配点形式から選択できるのです。

    受験生の学力をより重視したい高校は【当日点2倍型】
    生活態度が安定している生徒に来てほしい高校は【内申点2倍型】



    を選択するようになる可能性があります。
    こちらは高校ごとに選択できるので、来年になってみないと受験校がどの型になるかは分からないので注目してください。

    ただし、これらの配点形式が影響を受けるのは合格ライン付近の受験生だけです。
    「当日点2倍型だから内申点はあまり関係ない」とはなりませんのでご注意ください。



    ③入試日程について
    ④推薦選抜・特色選抜について


    現在、推薦入試と一般入試は同日に行われていますが、新しい入試では以前のように一般入試よりも前に推薦入試が行われます。おそらく以前のように私立高校一般入試の2週間後の週(2月中旬)になるのではないでしょうか。

    これはよい変更かもしれませんね。
    現状の入試だと推薦入試を受けるメリットがないと考えるご家庭も多く、推薦入試の人気が少し下がっていました。

    また、新しく始まる「特色選抜」は推薦入試と同日程で行われることも発表されました。
    同日なので、推薦入試と特色選抜の併願はできません。

    推薦入試とは別に特色選抜の定員枠が設定されるようです。
    特色選抜は

    ① 職業学、農業や工業を始めとする全ての科
    ② 理数・体育・外国語・国際教養に関する学科、総合学科、コースを設置する普通科、特色ある教育課程を有する普通科
    ③ 地域に根差し、地域貢献を特色とする高校


    が対象となるようです。専門学科と一部の特色あるコースをもつ普通科ということでしょうか。
    こちらも各高校によって、特色選抜をおこなうかが選択できるので募集要項が発表される時に注目しましょう。





    ⑤普通科における学区、群及びグループ分けについて

    こちらに関しては現状と大きな変更点はありません。



    以上が愛知県公立高校入試の改革の概要となります。
    現在の中学2年生が対象なので、いよいよ新しい入試が迫ってきたという印象です。
    今後も動向に注目していきます。


    愛知県美浜町の個別指導の塾 今村塾

prev 中間テストに向けて中学1年生が勉強すべきこと
中間テストに向けて中学1年生が勉強すべきこと
台風による明日の授業の対応について next
台風による明日の授業の対応について

無料体験や入塾のお申込・お問い合わせはこちらへ

無料体験や入塾のお申込・お問い合わせはこちらへ

お気軽に電話でお問い合わせください

0569-87-3338

受付時間 15:00~21:30(日曜休み)

変化する愛知県公立高校入試

愛知県美浜町の個別指導塾

今村塾

体験授業・入塾のお申込やご質問は電話か問い合わせフォームよりご連絡下さい。
なお、ホームページが一番情報量が多いため、資料送付はおこなっておりません。

変化する愛知県公立高校入試
メールでのお問い合わせはこちら
メールでのお問い合わせはこちら 0569-87-3338
メールでのお問い合わせはこちら

無料体験や入塾のお申込・お問い合わせはこちらへ

無料体験や入塾のお申込・お問い合わせはこちらへ

お気軽に電話でお問い合わせください

0569-87-3338

受付時間 15:00~21:30(日曜休み)

変化する愛知県公立高校入試

愛知県美浜町の個別指導塾

今村塾

体験授業・入塾のお申込やご質問は電話か問い合わせフォームよりご連絡下さい。
なお、ホームページが一番情報量が多いため、資料送付はおこなっておりません。

変化する愛知県公立高校入試
メールでのお問い合わせはこちら
メールでのお問い合わせはこちら 0569-87-3338
メールでのお問い合わせはこちら
PAGETOPPAGETOPPAGETOP

Copyright 2024 今村塾 All right reserved.