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昨日、愛知県公立高校一般入試の学力検査が終わりました。
受験生の皆さん、お子さまをサポートし続けた保護者の皆さま、お疲れ様でした。
今年の入試から
「学力検査が1日になった」
「出題形式が全問マークシート方式になった」
という変化がありました。
出題傾向がどう変わるか、難易度がどうなるのかが注目されましたので、各科目の変化や難易度などを分析してみました。
【国語】
傾向としては例年と大きな変化はありませんでしたが、マーク式になったことでの変化がありました。
漢字の出題の変化がよい例です(難易度は易しかったと思います)。
大問4の「漢文」は例年よりも難易度が高かったため、全問正解するのが難しかったと思います。
また、正しい答えを2つ選ぶ問題は1つを選ぶのが易しくてももう1つが難しかったため、完答することは難しそうです。
大問1では(三)の問題が「まとめた内容に対する評価として適当でないものを選ぶ」という変わった形式の問題で国語が苦手な生徒にとっては難しく、得意な生徒にとっても正解を導くのは簡単ではなかったでしょう。
平均点は前年と同じくらいになるでしょうか。
【数学】
数学は愛知県教育委員会が発表していたマーク式の問題の出題例を見ると、「易しくなる」ことが予想されていましたが、予想通り易しくなり、平均点が前年と比べて高くなりそうです。
いつも難易度が高くなる大問2と大問3が易しくなり、2点問題の中には片方だけ合っていても1点もらえるという「部分点」もあるため、例年より点数は高くなると予想されます。
難関校(上位校)を受験する子は15~16点くらいだと数学で他の受験生と差がついてしまっている可能性があります。
数学が苦手な子は「できる問題が確実にできたか」が合否の分かれ目になりそうです。
【社会】
愛知県の公立高校入試の社会は比較的易しいことが多いですが、今回は難しく感じた子が多かったと思います。様々な資料や文章から答えを導かなければいけなくて
「資料を読み解く力」
「社会で習った知識を使って、答えの正誤を判断する力」
が問われる入試でした。
初めて見るような資料が多く、戸惑った子も多かったのではないでしょうか。
来年度以降もこのような傾向が続く可能性が高いので、来年度の受験生は資料を読み解く練習を増やしていく必要がありそうです。
【理科】
例年に比べて、かなり解きやすかったと思います。
毎年いくつか出題される難問は少なかったです。
公立入試の過去問演習や塾で行った予想問題演習を十分にしていれば
「この問題見たことがある」
「前に似たような問題やったな」
という感覚になったと思います。
十分に問題演習ができていたかで点数に差がついたと思います。
また、入試が1回になったことで幅広い分野から出題されていたような印象でした。
【英語】
マークシート形式のテストになって、一番変化があった科目です。
以前は高校内容だった単語・熟語・構文からの出題も多くありました。
大問1の会話文中の空欄に語句や文を入れる問題や大問2の天気予報と英文を見比べて判断する問題などは今までにはあまりない出題傾向でした。マークシート式に変わったことの影響が一番出ていましたね。
長文問題では語数は例年よりは少なく、英文の難易度は大きな変化はありませんでした。
ただし、長文の本文に解答の根拠となる部分が見つけづらいところもあり、難しく感じた子もいたでしょう。英語の問題ですが、国語の力(読解力・判断力)によって差がつきそうです。
以上が5科目の簡単な分析でした。
皆さんが「力を出し切れた」入試だったらいいなと思います。
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